看護スタッフによる「看護だより」
第14回のテーマ「『南池袋パークサイドクリニック受診される方へ』」
こんにちは。
わたしたちのクリニックは甲状腺と乳腺専門クリニックです。
6月に当院は開院して5周年を無事に迎えることが出来ました。今回改めて皆さまにクリニックについてお伝えしていきたいと思います。
第14回のテーマは『南池袋パークサイドクリニック受診される方へ』です。
症状に合わせて受ける検査の内容は異なりますが、クリニックでは下記のような3つの検査を行うことができます。
血液検査
わたしたち看護師が症状に合わせて医師の指示の元、採血を行います。
甲状腺や乳がん検診Bコースなどで受診を考えている方はほとんどの場合は採血を行います。
腕まくりをしやすい洋服や腕まくりをした時に腕を締め付けないような洋服でいらっしゃることをおすすめしています。
血液検査の当日は入浴も可能です。
採血した部位にカバンをかけたり、強くこすったり揉んだりするとアザの原因となりますので避けて頂くようにご説明しています。
院内で行える血液検査の内容であれば1時間ほどで結果がでます。
日にちによっては大変混雑する場合があります。結果に遅れが生じることがありますので、受診日は時間に余裕を持って来院されることをおすすめ致します。
超音波検査
超音波検査は基本的には臨床検査技師が行っております。
甲状腺・乳腺のどちらもほとんどの場合で検査が必要になります。
検査時間は症状によって異なります。
結果が出るまでに約30分かかります。
検査する部位に温かいゼリーをつけて検査をしていきます。
(患者さんの中には温かいゼリーに感動して下さる方もいらっしゃいます。)
採血と違って痛みがない検査ですのでご安心下さい。
超音波検査はレントゲンと違い放射線などの被ばくの可能性はありません。
患者さんの症状によっては3か月~半年ごとに検査を受けて頂く場合もありますが、小まめに検査をしても心配ありません。
骨密度検査
わたしたちのクリニックの骨密度の機械は骨粗鬆症診断において標準とされている測定機器です。
より精密な骨密度を測定することが出来ます。
骨密度検査は微量の放射線を使用して検査をします。
通常のレントゲン検査よりもはるかに微量の放射線のため、身体への影響は少ないです。
検査時間は10~15分程度です。
結果は約30分かかります。
過去の骨折などの状況によって図る部位は異なります。
- 腰椎
- 左右どちらかの大腿部
- 左右どちらかの前腕部
上記の部位のいずれかで検査を行います。
腰椎は腹部周辺を撮影するため、前日や前々日に健康診断でバリウムを内服した方は骨密度の測定が行えませんのでご注意下さい。
また、微量ではありますが放射線を用いての測定になりますので、妊娠中や妊娠の可能性がある方の検査は医師と相談になります。
金具は撮影時に写り込んでしまいます。
骨密度の検査をご希望の方は金具で出来たボタン、アクセサリー、チャックのついたズボンまたはスカートは避けた洋服を選ばれて来院されると検査がスムーズです。
初診の方はまず問診票を記入して頂き医師との診察後、検査に回って頂きます。
健康診断などの検査結果などがあれば持参されて下さい。
- 第32回甲状腺とヨウ素
- 第31回超音波検査
- 第30回正しいマスクの使い方
- 第29回クリニックリニューアルについて
- 第28回『マンモグラフィ』
- 第27回『止血ベルト』
- 第26回『乳腺の痛み』
- 第25回『橋本病やチラーヂン内服中で妊娠された方へ』
- 第24回『当院で採血検査を受けられる方へ』
- 第23回『甲状腺の術後のお傷のケアについて』
- 第22回『バセドウ病の方の夏の過ごし方について』
- 第21回『授乳中で乳腺炎と考えられる症状をお持ちの方へ』
- 第20回『もしかして甲状腺の病気??』
- 第19回『健康診断の結果をお持ちの方へ』
- 第18回『更年期と甲状腺』
- 第17回『小さなお子様連れの患者さんへ』
- 第16回『当院での医療連携について』
- 第15回『乳房の日々のケアについて』
- 第14回『南池袋パークサイドクリニック受診される方へ』
- 第13回『感染予防対策について』
- 第12回『骨粗鬆症予防の運動について』
- 第11回『骨粗鬆症予防の食事・栄養素について』
- 第10回『骨粗鬆症と検査法について』
- 第9回『甲状腺ホルモン薬の飲み方』
- 第8回『亜急性甲状腺炎』
- 第7回『不妊治療における検査と甲状腺』
- 第6回『バセドウ病と不妊症について』
- 第5回『橋本病と不妊症について』
- 第4回『女性にとって身近な良性疾患《乳腺症》について』
- 第3回『乳がんのセルフチェック(自己検診)方法』
- 第2回『意外な症状に潜む副甲状腺の病気』
- 第1回『バセドウ病の治療薬をスタートするにあたっての注意点』